2017-04-26 対談 占星術と臨床心理学(鏡リュウジ、東畑開人)@朝日カルチャーセンター のメモ
■イベント概要
■メモ(マインドマップ形式)
※ 録音したものの文字起こしではなくイベントでリアルタイムで書いたメモですので、私の能力の問題で間違いや聞き漏らしが含まれています。気づいた点がありましたらコメントで指摘していただけるとありがたいです。
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■感想
- 「自分や他人といった世界の捉え方が、説明モデルの獲得を通して変わる。
それが占星術的な生き方だったり、宗教的な生き方だったり、臨床心理学的な生き方だったりする。
何が合っているかは人それぞれ」
という説明は非常に明快で納得しました。 - 対談の中で「鏡さんは占いの話をしているのに合理主義的、心理学的だ」という話がありましたが、以前ラジオで鏡さんが話しているのを聞いたときに私も似たような感想を持っていました。当時はその理由が分からなかったのですが、今回の対談を聞いて分かった気がしました。
それは「占星術は我々は秩序の一部だと考えている」という言葉に端的に表れているように、仏教でいうところの縁起の考え方に近く、神のような超越的な存在を想定していない世界観(全てを因果律で説明をする世界観)で話をしているため、科学的なアプローチと相性が良いし、さらに鏡さんは積極的に心理学・哲学分野の知見を引用するのでより一層論理的に感じるからだと私は理解しました。 - 野の医者本のエピソードの
「霊に囲まれていると、つらいが寂しさは感じない。
霊がいなくなると、個人の世界を生きなければならず、寂しくなる」
という話は非常に印象的で、人間の寂しさを感じるメカニズムを象徴している話だと感じました。